単層林
森林の育った部分を全面一度に伐採し、また一斉に植林するという方法で施業される森林のことです。
この手法では植えられた時期が全て同じの樹木で構成されるため、樹齢が単一になります。
複層林
かつての単層林の考え方では、伐採後に山が丸裸になってしまい、
森林の持つ機能が十分に発揮されないという問題がありました。
そこで、近年では樹木を必要な分だけ伐採(間伐)して、常にある程度の樹木を残した状態を保って、
伐採した場所に新たな苗木を植えたり、若い樹木の育成を大切にするという方法がとられるようになりました。
また、針葉樹の人工林の中に広葉樹を混ぜて育てる(針広混交林)試みも広まっています。
このように、複数の世代・複数の樹種の層で成り立っている森林は、
その公益的機能を恒常的に発揮できるというメリットがあります。
林相
一言で森林といっても、その種類は様々で、樹木の種類や密度、年齢などによって
その概観は様々です。
そのため、森林簿上では、森林を針葉樹、広葉樹、竹林、無立木地、更新困難地
といったように、林相に種類分けしています。